前回の英語学習法の記事でもご紹介したEnglish for Everyoneのレベル1が、
先日ようやく終わりました〜〜〜!
1年半くらいサボっていたせいで、使い始めから2年も経ってしまいました。
今日はこのEnglish for Everyone Level1をレビューしていきたいと思います。
↓ちなみに前回の記事はこちら↓

コンテンツ
English for Everyoneとは?

English for Everyone(以下EFE)はイギリスのDK社が出版している英語教材です。
英語が母国語でない人が英語を独学するために作られた教材で、
シリーズ化して今ではいろんな種類のものが出ています。
今私が取り組んでいるのはGeneral Course(一般英語コース)で、4つのレベルに別れています。
初学者〜上級者まで!EFEの一般英語コースは4段階

CEFRは国際的に定められた「外国語の運用レベル」を指し示すための指標で、
めちゃくちゃざっくり説明すると
- A1-A2…初学者〜初級者。基本的な簡単な表現であればコミュニケーションが取れる。
- B1…中級者。日常会話レベル〜自分の専門分野についてなら英語でコミュニケーションが取れる。
- B2…中上級者。幅広い話題について流暢に英語が話せる。
- C1-C2…上級者。ネイティブ並みの英語力。
というような感じです。
EFEではほぼネイティブ並みのC1の範囲までフォローしているわけですね。
レベル1から順番にクリアしていけば、いつの間にか英語ペラペラになっちゃうかも!?
これは自分を実験台にして検証してみたいと思っています。
CourseとPracticeの2冊構成
EFEは教科書的な存在のCourseと、問題集のPracticeの2冊で構成されています。
どちらも全ページカラーでイラストたっぷり。
(画像は公式サイトから拝借しました)

ボキャブラリーも秀逸なイラストのおかげで、母国語を介さずともイメージがつかみ取れるようになっています。

Courseには文法の解説、ボキャブラリーのページがある他に、
リーティング・リスニング・ライティングの問題もついています。
ただ問題量は少ないので、Courseで理解してPracticeで問題をしっかり解いて定着させるという作りです。
音声はDK公式サイトにフリーオーディオが公開されていて、PCからもスマホからもアクセスできます。
English for Everyone Level1を使ってみた感想
私にとってはドンピシャの英語教材だった
結論から言うと、私にとってはめちゃくちゃ良かったです…。
理由はいくつかあって
- 英語の基礎の学び直しが退屈せずにできる!
- 推しの言語であるイギリス英語が学べる!
- ネイティブに近い感覚で英語に触れられる!
この一つ一つに私は感動しきりでした。
一つ一つ詳しく説明して行きますね。
①英語の基礎の学び直しが退屈せずにできた
私は中学英語をほとんど理解できていないまま、
いきなり県内有数の英語名門高校で高校英語を叩き込まれた経験があるのですが、
そのおかげで超基礎的な英語がいまだに怪しいところがあったんですよね。
文法問題は解けるけど、スピーキングになると三単現のSさえ付け忘れちゃったり。
リスニングは大の苦手で、電話番号や時刻、道案内の説明の聞き取りがほとんどできなかったり。
私の英語レベルは、英会話アプリの診断によるとCEFRのB1(中級者レベル)に当たるらしいのですが、
だからと言ってB1レベルから英語を積み上げても、
この基礎レベルの「抜け」が致命的な障害になって学習が上手く続かないような気がして
今回EFEを使って基礎固めをやろう!と思いました。
何事も基礎がしっかりしていないと砂上の楼閣になりかねないですからね…(しみじみ)。
EFEは英語の本場・イギリスで作られた英語教材というのもあって、
日本人が日本人のために作られた英語の教科書とは少し違う感じがしました。
「教科書では習わないけど、日常会話でよく使う単語」もよく出てきます。
例えばEFE1で出てくる文法は、中学1年生が1学期に習うような内容なのですが、
- nephew(甥)
- disgusting(胸が悪くなるような、いやな)
- vet(獣医)
などの中学では習わないような単語がボキャブラリーとして出てきます。
特にvetはネット英和辞書weblioによるとレベル11、英検1級以上の英語レベルの単語らしいです。
それが初学〜初級者向けに出てくるEFE1…!
でも確かに日常会話で使うレベルの単語ではありますよね。
その他にも
“I go to school.” の時は冠詞を付けないのに
“I work at the school.” の時はなぜ冠詞をつけるのか?
など「そこがわからないから英語に苦手意識があったんだよな〜〜〜!」っていうところのフォローもあったりして
自分にとってはめちゃくちゃ良かったです。
そういう「基本の英文のはずなのに理屈がわからない」というモヤモヤした感じが苦手意識になり、
私の英語学習を妨げ続けてきたので…。
解説が全編英語だから、説明文を読むのがある意味リーディングの練習にもなり
程よい難易度になって、退屈せずに学習を進めることができました。
これがもし日本語で書いてあるテキストだったら、
I am〜やHe is〜なんて基本の文法を今更やってられるかー!!
という気持ちになって飽きて続いてなかったと思います。
またイラストたっぷりで、紙面が文字ばかりじゃなかったのもとても良かったです。
社会人の勉強って継続が一番の鍵。
ただでさえ仕事で疲れてるのに、文字がぎっしり、難しい文法用語がみっちり、な参考書なんて
自分には絶対続かなかったと思います。
その点EFEはイラストたっぷりで、問題も程よい分量と内容のものばかりで、
「勉強する苦痛」がかなり軽減された教材だったと感じます。
②イギリス英語が独学で学べる!
日本で流通している英語教材ってほとんどがグローバルスタンダードであるアメリカ英語のものなんですよね。
イギリス英語が学べる教材ってあまり流通してないわけです。
ところがこのEFEはイギリスの出版社が作成しているので、イギリス英語についてもきちんと言及があります。
私は推しがイギリス人で、彼がきっかけで英語を再勉強しようと決意したので
これはとっても嬉しかったですね。
基本的にはアメリカ英語が採用されているのですが、
アメリカとイギリスで異なる
- 英単語の違い(例えば映画館は、アメリカではmovie theater/イギリスではcinema)
- 綴りの違い(アメリカではfavorite /イギリスではfavourite)
などの記載があり、
日本にいながらイギリス英語を学べるのがすごくいいなと思いました。
フリーオーディオもイギリス発音なので、イギリスのposhな英語を基礎から学びたい人にはとってもおすすめです。
③ネイティブに近い感覚で英語が学べる!
イラストや問題中の文章を通して単語の意味や使い方を「感覚で」とらえていく過程が
今までの英語⇄日本語の対訳を覚えていく感覚とは全く違って、
すごくネイティブっぽいな〜と感じました。
「言語を学習するときの一番いい方法は、その国の赤ちゃんに生まれて言語を学ぶこと」
なわけですが、なんとなくその感覚に近い学習体験ができたような気がします。
一定のレベルまで英語能力を上げたいとき、母国語を通して英語を理解するというのは
確かにわかりやすいしレベル上げしやすいんですが、
英会話をやっていると「まず日本語で考えて、それを英語に訳して話す」というのが
すごく非効率的であるというのを感じるんですよね。
だから英語とイメージで英語をとらえるという経験をさせてくれたEFEにはすっごく感謝しています。
ちなみに、イラスト表現するのが難しい単語というのもやっぱりありまして、
そういった単語に関してはOxford Leaners Dictonaryという英語学習者向けの英英辞典を使って単語を理解するようにしています。
EFE1では41章で「音楽をイラストで表現する」という難題に取り組んでいて、
これを依頼されたときのイラストレーターさんの気持ちと苦労はとんでもなかったんだろうな…と感じたので
ぜひ皆さんにも見て欲しいです。笑
その他に感じたメリット・デメリット
これはこのEFEという教材のとても素敵なところだと思うんですよね。
初学者向けのテキストって文法を学ぶためのものになってしまいがちだと思うんですが、
EFEはリスニングもあって、ミニリーティングの問題もあって、
スピーキングの練習も問題に盛り込まれていて、すごくバランスが良いと感じました。
私なんかは文法だけ理解して英語を理解したつもりになっているところがあって、
そのせいで理解しているはずなのにリスニングが聞き取れなかったり
スピーキングで超初歩的な文法を間違えたり
リーディングでなぜか意味を取り違えてしまっていたりするので、
EFEを続けていけばバランスよく自分の英語スキルが伸びるんじゃないかな〜と期待しています。
EFEは教科書的なCourseと問題集的なPracticeの二冊構成になっているので
(もちろん別々にCourse単体、Practice単体で購入はできます)
費用的にかさむな〜という感覚はあります。
最近の円安傾向もあって、レベル1からレベル4まで計8冊を購入すると2万円を超えてしまう…。
EFEレベル1は本当に基礎レベルの内容なので、中学英語をしっかり理解できている人はいきなりレベル2からスタートしてみてもいいかもしれません。
もしレベル2から始めて難しいなと思えばEFEレベル1を買えばいいわけですし、
最初にEFEレベル1のCourseだけサクッと終わらせてレベル2に取り掛かるのも良いと思います。
EFE1で出てくる文法・単語の内容はほとんど基礎レベルのものばかりだったので
理解しやすくスイスイサクサクと進めることができたのですが、
これからレベルが2,3と上がっていくと少しずつ独学では厳しくなってくるんじゃないかな〜と予想しています。
特にリスニングの問題は解答が巻末に載っているだけで、スクリプトなどがないので
「なんでこの答えになるんだろう?」と疑問が出てきた時に解決しようがないというか…。
EFEを続けるうちに私の英語力が上がってそうならない可能性もありますが、
これは検証してみるしかないですね。
現在早速EFEレベル2に取り組んでいるので、それが終わったらまたブログでレビューしたいと思います。
まとめ:English for Everyone Level1は英語の学び直しにとってもおすすめ

というわけで長々とEnglish for Everyoneの魅力について語ってみましたが、いかがでしたでしょうか?
「もう一度英語を一から学び直したい!」
「イギリス英語を楽しく学びたい!」
「ネイティブ感覚で英語に触れたい!」
という方に本当におすすめの学習教材だと思います。
私は現在、次のレベルのEnglish for Everyone Level2に取り組んでいて、
7/24には自分の英語力が今どれくらいかを試すためにTOEICを受けるつもりです。
果たしてEFEで英語力は本当に上がるのか?
EFEの学習効果とは??
EFEレベル1ではやはり内容が基礎の基礎ということもあって、
これだけではEFEの真価は計れていない感じがするので、
これからEFEを使った英語学習を継続しつつ、私自身が実験台になってEFEの効果を検証していきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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